2017年4月26日水曜日

海外子どもの遊び事情(室内編)

「今日は楽しかった? 何して遊んだの?」

学校どうだった?と聞くのと同じように、友達と遊んで帰ってきたら、いつも子どもに聞いてみています。子どもはどんなことして遊んでいるのか? 大人にはなかなかわからない、子どもの社会を垣間見るような思いになります。

いろんな国の子たちが入り混じっているこどもたちの遊び事情について前回の記事(海外子どもの遊び事情(屋外編))に続き、今回は家で遊んでいる様子を。


  • チェス

日本ではチェスはマイナーですが(私もいまだに、ルールさえよくわかっていません)、こちらだと、大抵の子はお父さんかお母さんから教えてもらってルールを知っています。学校にチェスクラブがあったり、地域で子ども向けの大会が頻繁に開かれていたり、チェスをやる場もたくさんあります。

息子の場合、私たち両親が知らなかったので、チェスクラブに入りたいと自ら志願し、定石の問題を毎週少しずつ解いているようです。そんなことを2年以上続けてる息子には、どうぶつしょうぎでも、両親ともに勝つことはできなくなりました。チェスも私たちが思っているほど難しいばかりのゲームではなく、子どものうちから楽しむものだそうです。





  • テーブルフットボール

日本にも卓上のサッカーゲームがありますが、ヨーロッパには、テーブルフットボールといったらこれ、というスタンダードなサッカーゲームがあります。日本のものより大分単純な形。我が家にも1台あるのですが、好きな子は勝つまで、いつまでもやっていたいようです。ホテルのラウンジで、ビリヤード台の隣などの片隅にテーブルフットボールが置いてあって、大人たちが盛り上がっている、なんて光景を見ることもあり、誰でも楽しめるゲームとして定着しているようです。





  • ルービックキューブ

最近、学校へ送り迎えに来ると、8歳から11歳あたりの学年の子たちが、熱心にルービックキューブをいじっている姿をよく見かけます。ちょっと古い感じがするけど面白いのかな、意外に思いましたが、今学校で流行っているとのこと。うちでもルービックキューブを買おうと、ヨーロッパのアマゾンのサイトを見ていると、子どもに買い与えたという親の書いたレビューがたくさん出てきます。今も子どもたちに親しまれているようです。得意な友達は1分程度で完成してしまうそうで、息子もコツをつかもうと一生懸命練習しています。

ちなみに、興味本位で、日本のアマゾンのサイトで、ルービックキューブのレビューを見ると、大人が、自分で使う観点で評価しているものが多かったです。ルービックキューブが好きな大人がやるもの、という印象を受けました。子どもが遊ぶおもちゃではないみたいですね。


  • (番外編1)ポケモンカード

ルービックキューブが学校で流行り出す前、一時期、男の子たちの間でポケモンカードを学校に持って来るのが流行りました。ポケモンカードゲームをするのではなく、ただカードを見せ合ったり、交換したりするのです。オランダの近所のおもちゃ屋さんに行くと普通に英語のポケモンカードが売っています。日本人の子が日本語のポケモンカードを持って来ると、

「かっこいい!」

と人気だったそうです。

大人なら誰もが予想すると思いますが、やはり子ども同士でトラブルになったようで、


「ポケモンカードを学校に持って来るのはやめよう。なくしたり、交換したカードを返してほしくなってケンカをしたり、トラブルになるから。先生がポケモンカードを禁止するのはこれで7回目になるんだよ。」

校長先生が禁止にしたそうです。何年か経つとまたカードを持って来る子が現れるので、何回も禁止令が出るのでしょう。ポケモンの人気ぶりがよくわかりました。


  • (番外編2)テレビゲーム

もちろん、テレビゲーム類も人気なのですが、それほど重要ではないようです。確かに、テレビゲームを持っている子の家に行くと、息子もやらせてもらっていることが多いです。

でも、テレビゲームは意外とみんなの好みが分散してしまっているようで、サッカーのゲームばかりの子や、マインクラフトだけという子、マリオが好きな子、やるゲームがバラバラで、みんな共通で楽しめる遊びになりにくいみたいです。しかも大抵の家では、時間制限などの約束事があって、親に監視が面倒に思うのかもしれません。

海外の子どもの「たしなみ」


子どもの遊びの世界にも「たしなみ」があって、心得ておくと、初めての場所で新しい友達を見つけたり、みんなで遊んだり、簡単なようです。しかも、上手だと尊敬され、周囲のまなざしが一気に変わります。男の子にとってのたしなみは、外ならサッカー、家ならチェス、が一番みたいです。


同級生の中でも頭1つ分、背が小さく、性格も大人しい息子は、親の私から見ても決して目立つ人気者タイプではありません。

「この間のチェスクラブでレイ(クラブの中で一番チェスが上手な上級生)に勝ったんだってよ。」

息子のことを指さし、そう話していた子たちの息子を見る目が一変したのを感じました。羨望のまなざし、のようで、正直私がうれしかったです。

昔からある、簡単にできる遊び。でも奥が深い、体や頭をフルに使う、そういう遊びが大切にされているのはいいことだな、と思います。私もチェスでもやってみようか、と。


野口由美子

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