2017年6月1日木曜日

背が低い。子どもがコンプレックスを克服するまで

私の息子が、自分のコンプレックスとして気にしているかもしれない、と私が以前から思っていたことがあります。

息子の身長が同級生の子たちに比べて、頭ひとつ分低いこと。

オランダに住んでいる今では、私自身も含めて家族全員、周りの人たち(オランダの成人平均身長は女性170㎝以上、男性180㎝以上!)と比べて、だいぶ背が低く、私のような大人にとっては特に気になることではありませんが、子どもの世界ではそう簡単に割り切れないかもしれない、と少し気になっていました。


やっぱりコンプレックス?

学校では、日本の小学校のように背の順に整列することはありませんが、歌や劇の発表で壇上に並ぶとき、息子はいつも最前列の端の方にひっそり立っています。普段の学校生活でも、教室にある高い棚に置いてある物が自分だけ取ることができず、

「私がいつでも取ってあげるから、言ってね。」

クラスの女の子から親切な言葉をかけられても、あまり素直に喜べない様子でした。

「ティーンエイジくらいになると、もっと背が伸びて大きくなると思うよ。」

そんなことくらいしか私は言えませんでした。


「あなたの長所は何?」

ある日、学校で、自分の長所を書く、という宿題が出ました。何を書くのかな、息子が書いた内容を見ると、そこには、

「せがひくいこと」

と書いてありました。私は内心、かなり驚いてしまい、本人にどうしてそう思ったのか聞いてみました。

「だって、背が低いと、おにごっこでみんなに見つからないように隠れられるし、誰よりも早く逃げられるし。みんなぼくのこと捕まえられないんだよ。背が低いってラッキーだと思わない?」

私は身長が低いことがコンプレックスにならなければいいけれど、くらいに思っていましたが、息子はコンプレックスどころか、いつの間にか背が低いことを自分の長所として気に入っているようでした。

オランダに来てから、こんな言葉を聞きました。

「どんな短所にも長所はつきもの」

いい言葉ですね。自分の子どもには教えるまでもありませんでしたが、私自身は時々思い出して、息子に負けない前向き思考を努めています。


参考記事: 
ママのための子育て情報WEBマガジン ママスタセレクト
「なぜうちの子だけできないの!?」子どもの気になる短所に、目からウロコの一言
(私が書いたこの記事にもこの「名言」の紹介をしています。こちらもご覧いただけるとうれしいです。)


野口由美子

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